給湯器を選ぶときのポイント
16号、20号、24号とは
湯量をあらわしています。水温+25℃のお湯を1分間に24L出すことができれば「24号」となります。号数が大きいほど一度に大量のお湯を使うことができます。
台所でお湯を使ったらおふろのシャワーの湯量が減った・・・などということはありませんか?その場合は次回交換する際には、号数をあげたほうが良いかもしれません。
目安としては16号:2~3人家族、20号:3~4人家族(お湯を使うタイミングがあまり重ならない場合)、24号:3~5人家族です。4人家族で20号を使う場合もありますが、お湯を使うタイミングがよく重なるようでしたら24号をおすすめします。
この3種が一般的な家庭用給湯器の号数です。それ以上になりますと業務用になったり、それ以下のものは使用量が極端に少ない場合用で、給湯器の種類も限られています。
通常交換の際は、これまで不具合がなければ同じ号数で取り替えます。ですので、気になることがある場合はお取替の前にお気軽にご相談ください。
エコジョーズと従来式
エコジョーズの良いところは、熱効率をよくしているところです。その熱をあたために使用して、従来式に比べて給湯器から排出される排気の温度も低くなっています。排気熱は実に約200℃から約80℃へと下がります。熱効率は従来の約80%から、エコジョーズになると95%へと大きく飛躍します。
効率よく湯沸しをするため、ガスの使用量が約11%減り、その分ガス代が安くなります。さらに待機消費電力を約40%カットしたものなどもあります。
排出される二酸化炭素量も少なくなりますので、まさに「eco」といえそうですね。
初期設置費用は従来式に比べてかかりますので、ご予算や湯量の使用予定状況に応じて、ぜひご検討ください。
メーカーによりますと、ガス料金は年間約15,000円の節約になり、設置からおよそ1年7ヶ月でその初期費用の価格差を埋めることができるそうです。(機種や使用量によって多少異なります。)
当店のおすすめはエコジョーズです。
ふろ給湯器とガスふろ給湯暖房機
ふろ給湯器は、キッチンとシャワーの給湯と、お風呂の湯沸しができます。ガスふろ給湯暖房機は、キッチンとシャワーの給湯、お風呂の湯沸し、おいだき、床暖房ができます。(名前がよく似ていますが、厳密にはガス給湯暖房機というものは、おいだきがありません。)
お風呂の湯沸しのみの場合にはガスふろ釜もあります。給湯のみのばあいには、給湯専用の「給湯器」、台所のみならば小型湯沸し器があります。一般的には、ふろ給湯器とガスふろ給湯暖房機が人気があり、よく使われています。
おいだきの有/無、床暖房の有/無で考えると良いでしょう。
オートとフルオート
ガスふろ給湯暖房機は、同じ機種で「オート」と「フルオート」が販売されています。どう違うの?というと、
「オート」・・・自動湯はり、おいだき
「フルオート」・・・自動湯はり、おいだき、自動たし湯、自動配管洗浄
です。フルオートになると、排水なのか湯量が減ったのかを判断できるため、自動でたし湯をすることができます。あとからお風呂に入るときに「湯量が少ない!」ということがなく、
また、排水時にもそれとわかるため、最後に配管に新しい湯を通して自動洗浄してくれます。それがない場合には、次回の湯はりの時に残ったお湯が少し混ざることになります。
実に4割の方が「気になる」と感じているそうですので、おすすめはやはり「フルオート」です。
自動保温中でも冬場などは「ぬるい」と感じることがありますが、フルオートの場合には入浴を検知して、お湯がぬるくなっている場合には自動でおいだきを開始するという、うれしい機能もついています。
まとめ
給湯器の購入や交換の際には、現場調査にお伺いして交換可能なものを見積もらせていただきますので、通常、お客様に機種をお選びいただくことはほとんどありませんが、
「もっとお湯を使いたい」「おいだき機能がほしい」など、ご要望がある場合には、ご希望に沿った給湯器に交換することが可能です。
「お湯が出ない」「給湯器が壊れた」といった修理にも伺いますので、その場合にはぜひご連絡ください。